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2009年2月11日 (水)

ダミニストの日曜日、あるいは古本屋のダブニスト

 

 また古書店での浪費である。

 
 

 午前中は、娘は美術系予備校通い。

 こちらは、某MLの饒舌氏への「アドバイス」を書いて過ごしていた。

 

 昼食を駅近くのステーキハウスで、という話だったので、娘の母と出かける。

 合流し、レアのロースで昼食。店のオーナーが、60代突入を機会に引退→閉店ということなので、この店で食べられるのも今のうちなのだ。

 食後には、向かいの果実店のケーキを購入し、帰宅後のお楽しみとする。

 

 家路の途中に古書店がある。

 銀行に寄り、手持ち資金に余裕があったもので、店内突入。

 
 
 

加藤典洋 『敗戦後論』 (講談社 1997) 100円

川上弘美 『ニシノユキヒコの恋と冒険』 (新潮社 2003) 100円

西川長夫・姜尚中・西成彦編著 『20世紀をいかに越えるか』 (平凡社 2000) 1800円

I.I.ゴッデスマン 『分裂病の起源』 (日本評論社 1992) 500円

折原浩 『大学の頽廃の淵にて』 (筑摩書房 1969) 350円

石澤吉麿 『家事新教科書 上巻』 (東京集成堂 昭和3年訂正13版) 1000円

 

 結局、以上の6冊を購入してしまった。

 

 加藤典洋の『敗戦後論』は、とっくに読んでおいていいはずの本なのだが、未読であった。増補版が文庫になってるはずだが、今回はあえて当初のハードカバーで購入。

 前の持ち主の「1997・10・21」という書き込みと、朝日新聞に掲載された赤坂憲雄の書評、「H・9・12・8」という書き込みのある『天声人語』の貼付というオマケ付き。

 

 川上弘美は、娘のために購入。

 

 『20世紀をいかに越えるか』には、編者3人を入れて15人の論文が収められており、「多言語・多文化主義を手がかりにして」というサブタイトルが付けられている。

 読んどかなきゃね、な内容だ。

 

 『分裂病の起源』の方は、分裂病=統合失調症に関して、近代化との関連での論考をかつて読んだのだが、その妥当性の確認が主目的である。

 

 折原浩は、かつての紛争時に、大学当局に対する批判者として名を残した人物である。その批判の内実を、当人の文章で読む。それが購入の目的。

 後に、教官への中沢新一採用をめぐり、西部邁と対立し、西部の辞任の因となった人物でもある。

 30代の折原浩の姿を再確認しておきたくなるわけだ。

 

 『家事新教科書 上巻』は、「昭和四年一月十一日 文部省検定済」の、「高等女学校師範学校家事用教科書」である。

 いわゆる「主婦」の登場する時代の、主婦予備軍のための教科書、ということになる。戦前の中・上層家庭の中における、母にして妻となるべく定められた少女達へ向けて書かれているわけだ。戦前の都会生活が反映されたものでもあるだろう。様々な文脈での読みが可能であるはずだ。

 
 
 

…というのが私の購入本。

 娘及び娘の母もそれぞれに購入していたので、本日も、我が家の中は、より狭くなったのであった。

 
 
 

 大型店で、キャットフードと、人間の食材を購入し帰宅。

 ケーキで一服した。お値段も上等だったが、味も値段に見合う上等なものだった。手を抜かないことって大事だよなぁ、とつくづく思ってしまった。

 
 

 さて、後は夕食だ。

 
 
 

 
 

 
(オリジナルは、投稿日時:2009/02/08 17:20→ http://www.freeml.com/ep.umzx/grid/Blog/node/BlogEntryFront/user_id/316274/blog_id/94453

 

 

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